1日1キャッチコピー『今日も電話をかける。手をつなぐように。』6月13日

2021年6月13日

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歩く時、

どちらともなく、

ごくごく自然に

手をつないでいる。

いつから？

とたずねると、

思い出せないぐらい

昔から、

と言う答えが

二人から返ってきた。

幼い頃からずっと、

祖母の孝子さんに

育てられてきた

梨奈さん。

親子のように

濃い関係だからこそ、

親子のように

反発した時期もあった。

高校卒業後、

はじめての一人暮らしを

反対された時も、

お互い気の強い性格もあって、

孝子さんと大ゲンカした梨奈さんは、

飛び出すように家を出た。

だけど、

新居に着いてから

孝子さんに電話で

言われたのは、

思いがけない一言だった。

「何か足りんもんはないね？」

それ以来8年間、

ケータイは今日までずっと、

二人をつなぎつづけている。

梨奈さんが仕事で

たまに電話にかけられないと、

孝子さんが心配し、

孝子さんが用事で

たまに出られないと、

梨奈さんが心配する。

「いつも電話してきてくれるんよ」

それが孝子さんが

孫娘を自慢する

決まり文句だそうだ。

6/13【イエ・ラブ・ゾク/NTTドコモ】

雑誌・新聞　2017年

コピーライター：中川英明（電通）

心配とは

「心を配る」と書きます。

怖い人、

苦手な人、

初めて会う人……

親しくない人には

心を配るのに、

いちばん大切な人への

「心配り」は忘れてしまいがちですね。

人にとって、

大事な「3配り」があります。

それは

『気配り』

『目配り』

『心配り』

その3つを

配ることができれば、

人はより豊かになります。

引用：2017年12月18日第1刷発行　株式会社ライツ社

『たった1行の言葉との出会いが、アタマではなく、ココロの使い方を教えてくれた。』松浦弥太郎（エッセイスト）

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