私は、26歳の時、あるスポーツ小売企業で、最年少店長になりました。
当時の店長平均年齢は45歳だった中、私の年齢は26歳。
スポーツ小売で勤務していた13年間の累計
・店舗売上高:50億円
・接客人数:3,000人
・一緒に働いた従業員の数:500人
店長になった経験は私にとって大きな財産として、そしてスキルとして、
転職した今も日々役に立っています。
(むしろ店長という経験とスキルで転職もできました)
Contents
プロフィール
本当は当時の名刺を公開し、本名でやりたいのですが、様々な側面を考慮し、
小さい頃から大好きな「ドラえもん」の半分を借りて、「emon」としました。
・転職2年目:31歳 男
・現:教育系IT企業勤務、前職:売上高業界No. 1スポーツ小売業勤務
IT業界歴1年半、スポーツ小売歴13年(大学時代のスポーツショップでのバイト含む)
・7人家族、4人兄弟の一番下
・経験部活:野球とサッカーが大好きだった剣道部(小1〜高3)
・独身
・人生のモテ期は大学3年生
家族や自分の事情があって、1年半前に転職しました。
今は社員が10名程の小さな会社ですが、IT関係の新しい知識も身につけながら、人事部長として働いています。
運命を変えた大阪のおばあちゃん
私がスポーツ小売の会社に入社したきっかけはバイトしていたスポーツショップでの出会いでした。
シューズ売り場で声をかけさせて頂いた女性は関西から息子さんに会いにきたと言うおばあちゃん。
明日、息子さんが東京案内をしてくれるので歩きやすいシューズを買いにきたのだ。
その時はバイトを始めて少し時間も経っていたので、覚えた知識を使いながら、おばあちゃんに合ったウォーキングシューズを選びました。
時間は1時間くらいだったかな。
今考えれば、1時間あたりの売上高としては効率がよかったと言える接客ではなかったのかもしれないけど、
レジでお会計をして、帰る間際におばあちゃんが言ってくださった言葉が私の運命を変えました。
70歳を越えたであろうおばあちゃんは、当時20歳だった私にむかって、
「お兄ちゃん、
私のためにこんな素敵なシューズを選んでくれて、
ありがとう。」
「これで明日息子に会えるのがもっと楽しみになったわ。
お兄ちゃんに出会えて、本当によかった。」
今、これの言葉を打っているだけでも、鳥肌が立ってしまう程、
人生を変えた大きな言葉でした。
この言葉を聞いた時、偽善でもなんでもなく、
自分の存在が一人のお客様の大切な時間の力になれた気がして、すごく嬉しかったんです。
10年以上たった今でも、おばあちゃんがシューズを持って、店を出る後ろ姿を覚えています。
その気持ちが在学中、忘れらず、
「誰かの大切な時間の力になりたい」「自分も大好きなスポーツを楽しむ時間の手助けをしたい」と、スポーツ小売業界に飛び込みました。
全国転勤という人生ゲーム
2011年入社、22歳。
・長野県→埼玉県→茨城県→山口県→愛媛県→茨城県→秋田県→京都府→三重県→大阪府
なんとこれが私がスポーツ小売にいた時に働いた店舗の都道府県です。
当時の正社員入社は全国転勤契約という縛りがあって、約8年の間に、短期も含め9府県で働きました。
店長になったのは京都府に異動した2016年、26歳の時です。
一緒に働いた従業員の人数は1店舗50名以上いて、セール応援の時は100人規模だったので、少なく見ても累計500人以上いると思います。
(高校生〜70代まで、本当にいろいろな人がいました。いろんな意味で。笑)
今だから言える不眠症とうつ病
学生時代は常に皆勤賞!元気だけが取り柄!と思っていた自分が、社会人になってから、不眠症とうつ病になりました。
理由は生活習慣の乱れ(食生活や夜型生活)と感情を抑えすぎる(誰かに相談などをせずに抱えていたこと)だと医者に言われました。
まとめていうと「自律神経の乱れ」です。
生活習慣は毎日インスタントラーメンや即席パスタを食べていたし、寝る時間は深夜、
感情についてはいつも周囲の相談を聞いたり、どうにか売上をあげることができないか、休みの日まで考えていたので、
今思えば、不眠症にも、うつ病になるのも当たり前ですね。笑
安心してください。
今は適度な運動と栄養バランスを考えた食事(インスタントは食べても月に1回までルール)、幼なじみと月1のグダグダな世間話などで、皆勤賞ボディを取り戻しました!!
あと精神的に全部を完璧にするのは無理。
合わない人、苦手な人と働かなきゃいけない時やとんでもないことを言ってくる人に出会ったら、
「この人は自分とは違う人間」「ああ、こんな事しか言えないなんて、可哀想な人だなー」と思うのが大事だと実感しました笑
この経験はなってみないと絶対にわからない感情があります。
不眠症やうつ病はなったことを隠したり、周囲に言えない人が多いですが、自分がなってみて、実は身近にたくさんいる事にも気付きました。
誰にでもなる可能性があります。そしてその可能性は思ったよりも高いです。(ある研究では5人1人くらいの割合らしい)
もし大切な誰かがなった時に共感できるだけでも、むしろなってよかったと、胸を張って言える経験です。
今は「おれの人間スキル上がった!」くらいに思っています。笑
実際にこの経験以降、相談にのったりするときに、より落ち着いて的確な話ができるようになりました。
お客様は神様じゃなく、ただの人間
お客様にはいろんなお客様がいます。
よく昔からの言い伝えのように、「お客様は神様」と言われますよね。
そう言う人は企業側でも、お客様側でもいまだに結構います。
ですが、
お客様は神様じゃないです。ただの人間です。
人間なので、人として接することが大切だと思います。
もちろん人それぞれ感じ方が違いますが、自分自身も人間なので、自分がされて嬉しい事は嬉しいし、自分がされて嫌な事は嫌です。
あまりお客様を神格化しすぎず、一人の人間として、接する事が接客業の中で重要な事だと気付きました。
ただしお客様に買っていただかなければ、会社は倒産するし、自分の職はなくなるのは事実です。
小売だけでなく、需要と供給の関係がなければ成り立ちませんよね。
その事実は心から忘れたことはありません。
なぜこのブログをやろうと思ったのか「ことだま」「無知は無力」
言葉はもともと「何かを伝える」ために生まれたものです。
私はその言葉を通して、「伝える」ことで多くのことを成し遂げてくることができたと思っています。
最年少店長になったのも、言葉のおかげと言っても、言い過ぎではないくらいです。
また今までの経験の中で、「無知は無力」であることを数々実感しました。
知らないということは何もできないんです。
スポーツ売り場で従業員がお客様から「おすすめのランニングシューズ」を聞かれて、どうにも答えられなかった時に、店長が全くランニングシューズのことを知らなかったら、お客様に対しても、従業員に対しても、なんの力にもなりません。
もちろん売れるわけもないし、信頼も得られるわけもありません。
なので、このブログでの言葉を通して、
・自分の経験を伝え、知ることで、力になれる
・伝えることで、自分のライティングスキルや伝達スキルを更に向上していける
これがこのブログを始めた理由です。
実際、これが絶対に読まなければいけないものだと、ただの情報や経験の押し売りで、うっとおしい。
でもこのブログなら、求めている人には情報や知識として、発信することができるし、求めてない人はそもそも見ない。
そんな強制感もなく、需要と供給が一致できる、わかりやすさも今の自分にはぴったりでした。
・店長になりたいけど、なにをしたらいいかわからない
・スポーツ店の経営者がおすすめするスポーツ用品ってなに?
・言葉を常に伝え、言葉を大切にする事で成果を出した人が影響を受けた言葉って?
そんな人に情報や知識を発信していきたいと思います!
私も人間なので、完璧とはいきませんが、そのあたりはご了承ください笑
「一期一会」
私の「一期一会」です。
人生は一刻一刻と過ぎていく。
今、その瞬間は、今しかない。
ひと時、ひと時を大切にして、今を生きる。
生きているのは過去でも、未来でもない。
今だ。
勝手な解釈ですが、小学生のときに好きな剣道漫画で、この言葉に出逢って以来、ずっと自分の座右の銘になっています。
昔から、人前で話す機会が多く、言葉を伝えることが多かった私ですが、まだまだライティング、伝えるスキルが足りていません。
わからない部分、こんなことが聞きたいということがあれば、気軽に聞いてください。
私にできることであれば、同じ人間として、なんでもお伝えします。
これからを本当の意味で、「楽しんで」生きれるように、一緒に歩んでいきましょう。
読んでいただいているあなたとのひと時を、大切にしたいと強く想います。
最後に私が社会人になってから、ずっと愛読している本をご紹介します。
店長になってからも、なるまでも、この本にたくさん助けられました。
D・カーネギー著 「人を動かす」
内容一例:人に好かれる6原則、人を変える9原則
もっと早くこの本に出会いたかったと思う本No. 1ですので、お時間があれば読んでみてください。
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